19世紀末、白人にとっての「アメリカンフロンティア」は消滅した。それでも拡張の思想は止むことなく、アメリカはさらなる領土を求めて海外へと進出していく。ウィリアム・マッキンリーは、そうしたアメリカ帝国主義を象徴する大統領である。 南北戦争最後の大統領 ウィリアム・マッキンリーは1843年、オハイオ州に生まれた。南北戦争以降続く「オハイオ出身の大統領」の一人と言える存在だ。 実際、南北戦争後にはラザフォード・B・ヘイズ、ジェームズ・ガーフィールド、ベンジャミン・ハリソンと、オハイオ州出身の大統領が相次いで誕生している。これは南北戦争以前にバージニア州出身者が多かったことと好対照であり、アメリカ政治