カリフォルニアのゴールドラッシュ時代に人々が育てていたのは、果物と野菜です。
なぜ農業が儲かるビジネスになったのか
ゴールドラッシュ期のカリフォルニアでは、多くの鉱夫たちがキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、トマト、カボチャなどの作物の栽培を始めました。そして、それらを驚くほど高額な値段で、まだ金採掘を続けている人々に売っていたのです。
金を求める鉱夫たちは生きていくために食料が必要でしたが、貴重な金属を採掘する手を止めて自分で作物を育てることは望みませんでした。そのため、栽培された新鮮な野菜や果物には高いお金が支払われたのです。
需要と供給が生んだ好機
このように、ゴールドラッシュの時代には、金を掘り当てること自体よりも、鉱夫たちの生活を支える農業の方が安定して利益を上げられるビジネスとなりました。一攫千金を夢見る人々が集まる中で、食料という確実な需要に目をつけた農家たちが成功を収めたのは、歴史の皮肉とも言える興味深いエピソードです。