67年ぶりの飛行、完全成功
2020年1月19日(日)、ギリシャ空軍のスーパーマリン スピットファイア MJ755が、英国ビッゲンヒル空港から離陸し、実に67年ぶりとなる試験飛行を行いました。この歴史的なフライトは完全な成功を収めました。
当時のパイロットも立ち会った記念すべき日
この飛行には、「イカロス財団」の副理事長兼法務代表であるディミトリオス・コリアス氏とともに、イギリス空軍のベテラン飛行士ジョージ・ダンDFC氏が同席しました。ダン氏は、1947年2月にこの機体をギリシャへ届けた本人であり、機体と再び空を共にするという感動的な瞬間となりました。
ご存知の通り、「イカロス財団」は全額自己負担により、このスピットファイアの復元作業と飛行可能な状態への復帰プロジェクトを担ってきました。長年にわたる献身的な努力が、ついに実を結んだ形です。
ギリシャ空軍首脳部との会談
続く2020年1月28日(火)、ギリシャ空軍参謀総長のゲオルギオス・ブリウミス中将(技術科)は、執務室において「イカロス財団」副理事長と面会しました。両者は、スピットファイア MJ-755の復元プロセスについて意見を交わしたほか、ギリシャが保有する歴史的航空機全体の保全と将来像についても幅広く協議しました。
今回の試験飛行の成功は、第二次世界大戦期の貴重な航空遺産を次世代へ受け継ぐうえで、大きな一歩となるものであり、関係者の喜びはひとしおでした。