いいえ、スペインはヨーロッパから東アジアへの海路を発見した最初の国ではありません。その偉業を成し遂げたのはポルトガルです。
ヴァスコ・ダ・ガマの歴史的航海
ポルトガルの探検家ヴァスコ・ダ・ガマは、1498年にヨーロッパ(リスボン)を出発し、インドのカリカット(現在のコージコード)に到達した最初の人物となりました。この航海によって、後に「喜望峰回り航路(ケープルート)」として知られることになる、ヨーロッパとアジアを結ぶ海洋航路が初めて開拓されたのです。
大航海時代におけるポルトガルとスペインの役割
15世紀後半の大航海時代、ポルトガルはアフリカ西岸沿いの探検を段階的に進め、1488年のバルトロメウ・ディアスによる喜望峰の発見などを経て、インドへの航路開拓を実現しました。
一方、スペインはクリストファー・コロンブスによる西回りの航海(1492年)を支援し、新大陸アメリカの発見へとつなげています。
つまり、東回りの航路(喜望峰経由)はポルトガルが、西回りの航路(大西洋横断)はスペインが、それぞれ切り拓いたといえるでしょう。