古代の歴史

世界最古の郵便制度は古代ペルシャで生まれた

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文字が存在して以来、文書によるやり取りもまた存在してきた——そう言えば当たり前に聞こえるかもしれません。しかし、世界初の郵便制度が古代ペルシャにおいて、紀元前550年頃、キュロス大王の治世に誕生したことは広く知られています。

キュロス大王が築いた王国規模の郵便網

このペルシャの支配者は、王国の各州に対し、市民のための郵便配達・輸送システムを整備するよう命じました。さらに国土を縦断する専用道路を建設させ、隣接する諸国に対しても同様の制度を導入するよう働きかけたと伝えられています。

クセノポンが記録した驚異的な速達システム

古代ギリシャの歴史家クセノポンは、その著作の中でこの制度について触れています。それによれば、馬が24時間以内に走破できる距離を基準として専用の厩舎が設けられ、全行程には111の駅が配置されていました。伝令たちは駅から駅へと馬を乗り継ぎながら、その全距離をわずか9日間で駆け抜けたのです。

後世に残した影響

この中核となったのは、スーサからサルデイスまでを結ぶ「王の道」と呼ばれる幹線道路でした。歴史家ヘロドトスも、悪天候の中でも伝令が決して任務を放棄しなかったことを称える言葉を残しています。駅継ぎ式の配送というこの仕組みは、後世の郵便制度の原型となり、現代の速達サービスの思想にも通じるものがあるのです。