18世紀のイギリス君主一覧
18世紀のイギリス(グレートブリテン王国)では、王朝がステュアート朝からハノーヴァー朝へと移り変わりました。この世紀に王位に就いたのは、合わせて4人の君主です。
ステュアート朝
アン女王(在位:1702年〜1714年)
アン女王は、ステュアート朝最後の君主であり、18世紀の幕開けを飾った女王です。彼女の治世中の1707年、イングランドとスコットランドが合併し、「グレートブリテン王国」が誕生しました。また、スペイン継承戦争が行われた時期でもあり、イギリスの国際的地位が大きく向上しました。アン女王には生存する後継者がいなかったため、王位はドイツのハノーヴァー家へと継承されることになりました。
ハノーヴァー朝
ジョージ1世(在位:1714年〜1727年)
ハノーヴァー朝の初代国王です。ドイツのハノーヴァー選帝侯でもあったため、英語をほとんど話せず、政務を大臣たちに任せることが多かったと言われています。これが結果的に、ロバート・ウォルポールによる初代首相の誕生や内閣制の発展につながりました。
ジョージ2世(在位:1727年〜1760年)
ジョージ1世の息子で、ハノーヴァー朝2代目の国王です。戦場で指揮を執った最後のイギリス君主として知られています。治世中はオーストリア継承戦争や七年戦争など、ヨーロッパと北米を舞台とした大規模な戦争が起こりました。
ジョージ3世(在位:1760年〜1820年)
ハノーヴァー朝3代目の国王です。在位60年に及ぶ長い治世の中で、アメリカ独立戦争(1775年〜1783年)により北米植民地を失いました。一方で、産業革命の進展やナポレオン戦争への対応など、激動の時代を統治しました。晩年は精神疾患に苦しみ、摂政が王権を代行する時期もありました。
まとめ
18世紀のイギリスは、アン女王から始まり、ジョージ1世、ジョージ2世、そしてジョージ3世へと受け継がれていきました。この時代は、議院内閣制の確立や帝国の拡大など、近代イギリスの基礎が築かれた重要な世紀でした。