古代の歴史

1924年ピースダラーの価値はいくら?「In God We Trust」の刻印に要注意

1924年ピースダラーとは

ピースダラーは、1921年から1935年にかけてアメリカ合衆国で鋳造された1ドル銀貨です。第一次世界大戦後の平和への願いを込めてデザインされ、表面には自由の女神、裏面には「PEACE」の文字とともに岩の上にとまる鷲が描かれています。現在ではコレクター人気の非常に高い貨幣の一つとして知られています。

「In God We Trust」の刻印位置がカギ

ここで重要なのが、モットー「In God We Trust(神を信じる)」の刻印位置です。

実は、正規のピースダラーの表面にこのモットーが刻まれることは一切ありません。「In God We Trust」が刻印されていたのは、初年度の1921年に発行された貨幣の裏面のみです。その後、世論からの反発を受け、1922年以降は裏面からもモットーが削除されました。

つまり、その貨幣は偽物の可能性大

したがって、「表面に In God We Trust と刻印されている」という1924年ピースダラーは、偽造品であるか、何らかの加工・改ざんが施された貨幣である可能性が極めて高いといえます。こうした貨幣は、本来の市場価値を持たないケースがほとんどです。

本物の1924年ピースダラーの価値を左右する要素

一方、正規の1924年ピースダラーの価値は、主に以下の要素によって決まります。

- 保存状態(グレード): 未使用に近い高グレード品ほど高額で取引されます
- 真贋・認証: NGCやPCGSなどの鑑定機関による認証スラブ入りのものが信頼性で優れます
- 発行枚数: 1924年は比較的発行数が多く、一般的な状態のものは銀地金価格に小さなプレミアムが上乗せされる程度です

ただし、高グレードの認証済み品であれば、数万ドル規模の価格がつくこともあります。

まとめ

表面に「In God We Trust」の刻印がある1924年ピースダラーを見かけた場合は、まず真贋を疑うことが大切です。正確な価値を知りたいときは、信頼できる鑑定機関に実物を査定してもらうことを強くおすすめします。写真や情報だけでは、真贋も価値も確実に判断することはできません。