古代の歴史

エリザベス時代の探検家は誰?代表的な人物とその功績を徹底解説

エリザベス1世が君臨した16世紀後半のイングランドは、海洋探検と海外進出が飛躍的に発展した時代でした。北西航路の探索や北アメリカへの植民地建設など、数々の挑戦が行われました。ここでは、この時代を代表する探検家や関連人物を紹介します。

エリザベス時代を代表する探検家たち

マーティン・フロビッシャー(Martin Frobisher、1535年頃~1594年)

北西航路を求めて北アメリカへ三度の航海を行ったイングランドの探検家です。現在のカナダにある「フロビッシャー湾」の発見者として最もよく知られています。

ジョン・デイヴィス(John Davis、1550年頃~1605年)

北西航路を求めて北極圏へ三度航海したイングランドの探検家・航海士です。バフィン島とカナダ本土を隔てる「デイヴィス海峡」の発見で名を馳せました。

ウォルター・ローリー(Walter Raleigh、1552年頃~1618年)

探検家、植民者、軍人として多彩な活躍を見せたイングランドの人物です。現在のノースカロライナ州ロアノーク島において、北アメリカ初となるイングランド植民地の建設を試みたことで最も有名です。

ハンフリー・ギルバート(Humphrey Gilbert、1539年頃~1583年)

北アメリカへのイングランド植民地建設を試みたことで知られる探検家・軍人です。ウォルター・ローリーの腹違いの兄弟にあたります。

リチャード・ハクルート(Richard Hakluyt、1552年頃~1616年)

イングランドの作家・編集者で、イングランド人の世界各地への航海記録を集大成した『イングランド民族の主要な航海、旅行、交通および発見(The Principal Navigations, Voyages, Traffiques, and Discoveries of the English Nation)』の著者として知られています。この著作は、後の探検や植民活動に多大な影響を与えました。

トマス・ハリオット(Thomas Harriot、1560年頃~1621年)

数学者、天文学者、航海士として活躍したイングランド人です。ロアノーク植民地での調査活動で知られ、ジャガイモをヨーロッパに伝えた人物ともされています。

ジョン・ホワイト(John White、1540年頃~1593年)

画家、探検家、植民者として活動したイングランド人です。ロアノーク島に暮らすネイティブ・アメリカンを描いた絵画で特に有名で、その水彩画は当時の先住民の生活を伝える貴重な歴史資料となっています。

エリザベス時代以前の偉大な探検家

厳密にはエリザベス時代より前の時代の人物ですが、彼らの業績が後の大探検時代の基盤を築いたため、あわせて紹介します。

フェルディナンド・マゼラン(Ferdinand Magellan、1480年頃~1521年)

世界周航で知られるポルトガルの探検家です。大西洋から太平洋へ航行した最初の人物であり、地球一周を成し遂げた艦隊を率いたことでも知られています(マゼラン自身はフィリピンで亡くなりましたが、その艦隊が周航を完遂しました)。

クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus、1451年~1506年)

イタリア北西部ジェノヴァ共和国出身の探検家、航海者、植民者です。1492年から1503年にかけて、スペインとアメリカ大陸の間を4回往復する航海を行いました。彼の遠征は、ヨーロッパ人によるカリブ海、中央アメリカ、南アメリカとの最初の接触となり、世界史を大きく変えるきっかけとなりました。

まとめ

エリザベス時代の探検家たちは、北西航路の探索や新天地での植民地建設といった困難な挑戦に取り組みました。また、コロンブスやマゼランのような前時代の先駆者の業績は、彼らの活動の重要な土台となっています。これらの人物たちの冒険こそが、後の大英帝国の海洋国家としての発展への道を開いたのです。