古代の歴史

旧石器時代が終わったのはいつ?約1万年前の大きな転換点を解説

旧石器時代(旧石器時代、Paleolithic)は、一般に約1万~1万2000年前に終わったとされています。これは地質学的な区分でいえば、最終氷期が終わり地球が温暖化へと向かった時期にほぼ一致します。

なぜこの時期に「終わり」を迎えたのか

約1万1000年前頃、長く続いた氷河時代が終焉を迎え、気候が温暖化しました。これにより人類の生活様式にも大きな変化が生じます。

  • 大型動物の減少や移動により、狩猟対象が変わった
  • 気候の安定によって植物の栽培が可能になった
  • 定住生活へと移行する集団が現れた

新石器時代への移行

旧石器時代の後に続くのは新石器時代(Neolithic)です。この時代には農耕や牧畜が始まり、土器の使用、定住村落の形成など、人類史における革命的な変化が起こりました。この転換は「新石器革命」とも呼ばれています。

地域による違いに注意

「約1万年前」というのはあくまで目安であり、実際の移行時期は地域によって大きく異なります。

  • 中東(肥沃な三日月地帯):約1万年以上前に早くも農耕が開始
  • 日本:縄文時代の始まりは約1万6000年前とも言われ、土器の使用など独自の発展を遂げた
  • 一部の地域:20世紀まで狩猟採集生活を続けた社会も存在する

まとめ

旧石器時代は約1万~1万2000年前に終わりを迎えました。その背景には氷河期の終焉という気候変動があり、これをきっかけに人類は農耕と定住という新しい暮らしへと歩み始めました。ただし、その移行の時期や形は地域ごとに多様であったことを理解しておくことが重要です。