古代ペルシア、アケメネス朝の王ダレイオス1世(ダレイオス大王)と、その王妃アトッサとの間には、4人の子供がいたと考えられています。彼らはそれぞれ、クセルクセス1世、リアメネス、アルサメス、そして名前が歴史に残らなかった一人の娘です。
ダレイオス大王とアトッサの4人の子供たち
- クセルクセス1世(Xerxes I):夫妻の間で最も有名な存在。父ダレイオスの死後、王位を継承し、ギリシャ遠征で知られる大王となりました。映画『300』の題材としても広く知られています。
- リアメネス(Ariamenes):クセルクセス1世の兄弟の一人。史料に残る記録は少ないものの、王家の一員として重要な立場にあったとされています。
- アルサメス(Arsames):同じく王子の一人。詳細な生涯はほとんど伝わっていませんが、アケメネス朝の王族として記録に名を留めています。
- 名前不詳の娘:四人目の子供は娘でしたが、その名前や生涯については現存する史料からは確認できません。
アトッサとはどのような人物か
王妃アトッサは、アケメネス朝の創始者であるキュロス大王(キュロス2世)の娘であり、カンビュセス2世の妹でもあります。この血縁関係により、ダレイオスとアトッサの間に生まれた息子たちは、王位継承において強い正当性を持つことになりました。実際、クセルクセス1世が後継者に選ばれた背景にも、母方の王家の血筋が大きく影響したといわれています。
このように、ダレイオス大王とアトッサの結婚は、単なる政略結婚にとどまらず、アケメネス朝の王統を強化し、後の帝国の運命を左右する重要な意味を持つものでした。