ニューイングランド植民地とは
ニューイングランド植民地とは、17世紀から18世紀にかけて北アメリカ大陸の北東部(現在のアメリカ合衆国ニューイングランド地方)にイギリスによって建設された植民地群の総称です。ピューリタンたちが宗教的自由を求めて移住したことを背景に発展し、後のアメリカ合衆国建国の重要な基盤となりました。
ニューイングランド植民地の一覧
ニューイングランド植民地には、以下の7つの植民地が含まれます。
1. マサチューセッツ湾植民地(Massachusetts Bay Colony)
1630年に設立され、ボストンを中心に発展した植民地です。ピューリタン移民の拠点として、ニューイングランド地域全体の中核的な存在となりました。
2. プリマス植民地(Plymouth Colony)
1620年、メイフラワー号に乗ったピルグリム・ファーザーズによって設立された、ニューイングランド最古のイギリス人恒久植民地です。1691年にマサチューセッツ湾植民地へ統合されました。
3. コネチカット植民地(Connecticut Colony)
1636年、トマス・フッカーらによって設立されました。1639年に制定された「基本規約(Fundamental Orders)」は、世界初の成文憲法とされることもあります。
4. ニューヘイブン植民地(New Haven Colony)
1638年に設立された宗教色の強い植民地で、1662年にコネチカット植民地へ併合されました。
5. ロードアイランド・プロビデンス・プランテーション植民地(Colony of Rhode Island and Providence Plantations)
ロジャー・ウィリアムズが宗教の自由を掲げて設立した植民地で、当時としては先進的な信教の自由と政教分離を実現したことで知られています。
6. ニューハンプシャー植民地(New Hampshire Colony)
1623年頃から入植が始まり、1679年に王領植民地として正式に認められました。漁業や木材産業が盛んな地域でした。
7. メイン地方(Province of Maine)
現在のメイン州にあたる地域で、長らくマサチューセッツ湾植民地の管轄下に置かれていました。1820年にミズーリ妥協の一環として、正式に州へ昇格しました。
まとめ
ニューイングランド植民地は、マサチューセッツ湾、プリマス、コネチカット、ニューヘイブン、ロードアイランド、ニューハンプシャー、メインの7つの植民地で構成されていました。これらの植民地はその後、統合や再編を経て、現在のニューイングランド地方6州(メイン、ニューハンプシャー、バーモント、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカット)へと発展していきました。