宋王朝の誕生宋王朝は西暦960年、数十年にわたる政治的混乱の末に誕生しました。当時の中国は分裂して内乱状態にあり、各勢力が帝国の再建と主導権獲得をめぐって争い続けていました。五代最後の王朝である後周の司令官だった趙匡胤(ちょう・きょういん)が反旗を翻し、皇帝を退位させて自ら「太祖(たいそ)」を名乗り、宋王朝を打ち立てました。太祖は即位の960年から16年後に死去するまでの間、北漢を除くすべての王国を征服し、中国をふたたび単一の権威のもとに統一します。ここに北宋時代が幕を開けました。北宋の時代――改革と繁栄宋の都は中国北東部の開封(かいほう)に置かれました。太祖以来、行政改革が次々と展開され、大