歴史上の人物

フランシス・スコット・キー橋の建設費はいくらだったのか?

「フランシス・スコット・キー橋」という名前の橋は複数存在しますが、最も有名なのは米国メリーランド州ボルチモアに架かる大規模なトラス橋です。この記事では、その建設費用と背景について詳しく解説します。

ボルチモアのフランシス・スコット・キー橋の建設費

ボルチモアのフランシス・スコット・キー橋(Francis Scott Key Bridge)は、1972年から1977年にかけて建設され、1977年3月23日に開通しました。当時の建設費用は約1億4,100万ドル(約110億円相当)とされています。2024年の物価水準に換算すると、数億ドル規模のプロジェクトだったことになります。

橋の基本情報

  • 全長:約2.6キロメートル(約1.6マイル)
  • 主塔間の中央支間:約366メートル
  • 形式:連続トラス橋
  • 開通:1977年3月23日

橋の名称と歴史的背景

この橋は、米国国歌「星条旗(The Star-Spangled Banner)」の作詞者であるフランシス・スコット・キーにちなんで命名されました。キーが1814年に国歌の着想を得たとされるフォート・マクヘンリーの近く、パタプスコ川の河口部に架かっています。開通時には、当時としては世界有数の支間長を誇る三径間連続トラス橋として注目を集めました。

2024年の崩落事故と再建計画

残念ながら、この橋は2024年3月26日、コンテナ船「ダリ号」の衝突により一部が崩落する悲劇に見舞われました。この事故では作業員6名が犠牲となり、ボルチモア港の経済活動にも大きな影響を与えました。

新しい橋の建設計画では、総工費は17億ドル前後(約2,500億円以上)になると見込まれており、当初の建設費を大きく上回る規模となっています。再建工事は数年かけて進められる予定で、より耐衝撃性の高い設計が採用される方針です。

まとめ

ボルチモアのフランシス・スコット・キー橋は、1977年の開通時に約1億4,100万ドルの費用をかけて建設されました。半世紀近くにわたり地域の重要な交通インフラとして機能してきましたが、2024年の船舶衝突事故により崩落し、現在は17億ドル規模の再建プロジェクトが進行中です。インフラの老朽化と安全性の重要性を改めて浮き彫りにした事例として、世界中から注目されています。