時に、ある特定の歴史的出来事が、その名称が類似の出来事全般を指す言葉として定着することで、後世にまで名を残すことがあります。例えば、スペイン独立戦争における「ゲリラ」という言葉が、今日ではこの種の戦闘形態を世界的に表す用語となっているのがその好例です。フランスでも同じことが起こりました。「ジャクリー(jacquerie)」という語は、中世からその後の世紀にかけてフランスを度々襲った農民反乱を指す言葉として使われるようになりましたが、その起源となったのは1358年に発生した激しい暴動、すなわちラ・グランド・ジャクリー(大ジャクリー)だったのです。 百年戦争という時代背景 1358年という年代から