現在でもブラジルの一部の都市では、犯人が処罰されないまま事件が報道されることが少なくありません。このような社会の深刻な問題は決して新しいものではなく、その起源は植民地時代にまでさかのぼります。植民地期の免罪は、刑法の執行が極めて脆弱であったことと、犯罪発生率の高さと密接に関わっていました。植民地ブラジルにおける免罪の背景植民地ブラジルの免罪は、行政組織の脆弱さ、とりわけ刑法の適用の不徹底と深く結びついていました。さらに、ある人物が captaincy(カピタニア=管轄区)にとって「有益」な行為を行った場合、有罪であっても「赦免」されるという慣行まで存在していたのです。この点については、後ほど具