氷河期の終結を決定づける最も重要な軌道パラメータは、地球の自転軸の傾き(斜角)の変化である――。ピサ大学の地質学者たちが、オーストラリア・メルボルンの研究機関およびヴェネツィアのカ・フォスカリ大学の研究者たちと共同で行った国際研究チームによる調査で、この結論に至った。研究成果は、米科学誌『Science』に発表された。 この画期的な結果は、イタリア・トスカーナ州に位置するアプアン・アルプスのコルキア洞窟(Grotta del Corchia)で実施された分析によってもたらされた。過去の気候変動の研究において、この洞窟は世界的にも類を見ない貴重な場所なのである。 20年におよぶ研究の集大成 「私