クリスマス商戦の主役、鯉クリスマスを目前に控えた時期のポーランドでは、どこを見てもボルシチ、クリスマスツリー、そして鯉の広告が目に飛び込んでくる。もはや鯉はクリスマスイブの象徴のように扱われているが、マーケターたちが長年押し付けてきたイメージとは裏腹に、クリスマスイブに鯉を食べる習慣は、実はごく最近生まれたものなのである。今ではポーランドのクリスマスの伝統に深く根付き、「おばあちゃんの味」として欠かせないと思われている鯉だが、本来の意味での伝統とは、まったく無縁だったのだ。「王鯉」は19世紀の品種今日のポーランドのクリスマスイブの食卓に君臨する王者は「王鯉(ロイヤル・カープ)」。しかしこの人気