皇帝の禁酒令と帝国の崩壊ロシアの歴代支配者のうち、アルコール依存症との闘いを決意した者はごくわずかしかいない。その勇敢な一人がニコライ2世皇帝である。彼は1914年に禁酒令を発布した。その結果はどうなったのか。3年後、皇帝は死に、帝国は酔いに溺れた大衆の重みで崩壊し、ボリシェヴィキが権力を握ったのである。1914年、ロシア皇帝は議会に対しアルコール規制法の策定を指示した。1916年には国家杜馬(ドゥーマ)が恒久的かつ絶対的な禁酒法を採択し、あとは皇帝の署名を待つばかりとなった。しかし、ニコライ2世は法案に署名できないまま運命の日を迎える。1917年2月23日(グレゴリオ暦3月8日)、ペトログラ