1876年2月14日、アメリカにおいてグラハム・ベルが電話の特許を出願しました。「話せるようになった電信」とも言えるこの発明は、新たな時代――すなわちグローバル化の時代の始まりを告げるものでした。距離という壁は取り払われ、時間は世界中で共通のものとなったのです。 実は、電話の原理はそれに先立つ1854年、フランスでシャルル・ブルスールによってすでに記述されていました。電信行政の職員だった彼は、新聞「イルストラシオン」誌上で、遠隔地と会話するための装置についての記事を発表しました。しかし当時、そのアイデアは真剣には受け止められませんでした……。 電話の発明者、グラハム・ベル アレクサンダー・グラ