1891年憲法は、ブラジルが共和制へ移行してから最初に制定された憲法です。その最大の特徴は、大統領制を中心とする共和政体の確立と、国家と教会の分離(政教分離)でした。 歴史的背景 ブラジル最初の共和制憲法の前文 当時のブラジルは、君主制から共和制へ移行する過渡期にありました。1824年以来、国を統治してきた大憲章(憲法)を新体制に合わせて改める必要があり、政府は新しい現実に適応した憲法の制定を迫られていたのです。 そこで新しい憲法の起草を担う立法議会が選出され、わずか3か月で草案がまとめられました。実際には、法学者のルイ・バルボーザ(Rui Barbosa)とプルデンテ・デ・モライス(Pru