20世紀最大の考古学的発見の一つ 1911年のマチュピチュ発見、1922年のツタンカーメン王墓発見以来、考古学界をこれほど震撼させ、世間の関心を集めた発見はないと言われる。それが1987年、ペルー北海岸ランバジェケ渓谷で発見された「シパンの領主」の完全無欠な墓室である。この発見は、古代アンデス文明の謎を解く鍵となり、モチェ文化(モチカ文化)の実態を劇的に照らし出した。 地理的位置 シパン(モチカ語で「シエク」)は、ペルー北海岸のランバジェケ渓谷に位置し、チクラヨ市から東へ約35キロメートル、ポマルカ農業協同組合の敷地内にある。舗装道路でアクセス可能だ。ここから30メートル以上の高さを誇る2つ