2007年、あるオークションでロレックス「オイスター3525」クロノグラフと数通の手紙が出品され、全体で6万6千ポンドで落札されました。さらに6年後には、同じ型番のもう一本の時計が6万ポンドで売られたことが判明します。前者はクライヴ・ジェームズ・ナッティング伍長が発注したもので、1943年にロレックスの社長と交わした入手に関する書簡も一緒に残されていました。後者の所有者はジェラルド・アイメソン中尉。彼もまた英国空軍(RAF)所属の時計好きだったというだけでなく、両者がシュタラーグ・ルフトIII(第3航空捕虜収容所)の捕虜だった点でも共通していました。実は、スティーブ・マックイーンが映画『大脱走