バルト海の覇権を巡る宿命の対決16世紀、バルト海の支配権をめぐって、スウェーデンとポーランド・リトアニア共和国という二つの強国が激しく対立していました。この抗争の発端となったのは、ポーランド王位に就いたヴァーサ家が、スウェーデンの王位に対しても正当な継承権を主張したことでした。血で血を洗う長い戦争の中で、ポーランドが北の強敵スウェーデン相手に収めた最大の勝利とは、どのようなものであったのでしょうか。キルヒョルムの戦い(1605年)――フサリアが見せた奇跡1605年9月27日、現在のラトビアのキルヒョルム(サルスピルス)近郊で行われた戦いは、ポーランド・リトアニア軍史上最も華々しい勝利の一つとさ