繁栄の陰で育ったバブル経済 第一次世界大戦の終結後、世界には新しい秩序が誕生しました。軍事力と経済力を手にしたアメリカ合衆国は、世界最大の生産国であり輸出国となり、海外からは日増しに利益が流れ込んでいきます。しかし、荒廃したヨーロッパ市場はもはやアメリカの膨大な生産物を吸収しきれず、ウォール街は政策の転換を図り、国内市場へ投資する道を選びました。 この経済的な資金投入により、株式市場に上場される株価は右肩上がりに跳ね上がります。利益は不釣り合いなほど膨らみ、「乗り遅れたくない」という心理が人々を駆り立てました。中産階級は貯蓄のすべてをウォール街に注ぎ込み、銀行までもが株式購入のための融資に積極