「彼は封鎖の突破という見事な活躍を成し遂げた。積荷の揚陸作業に支障を与えることなく戦闘に立ち向かい、そして何よりも、二度目の封鎖突破を見事に成功させたのだ」――こう語るのは、歴史家ホルヘ・バサドレである。アンガモス海戦を生き延びた艦が挑んだ二重の偉業1880年3月17日、ペルー海軍のコルベット「ウニオン」は、アンガモス海戦を「生き延びた」艦として、チリ艦隊を相手に二重の偉業を達成した。わずか8時間足らずでアリカ港の海上封鎖を突破したのである。当時、ペルー領アリカは、チリ国旗を掲げた装甲フリゲート「コクレーン」、輸送船「アマゾナス」と「マティアス・クシーニョ」、そしてモニター艦「ワスカル」による