1940〜1941年の爆撃により破壊されるブレスト市街(写真提供:3EME OEILL)フランス北西部の港湾都市ブレストでは、海に浮遊する微小な生物たちが、20世紀の歴史の一部を静かに物語っている。海水の中に懸濁して生きるこれらの微生物=プランクトンは、第二次世界大戦後にその姿を一変させ、有毒種が急増したのである。数年前からブレスト港で有毒微細藻類の顕著な増加を観察してきたフランス海洋開発研究所(Ifremer)の科学者たちは、その背景にある歴史を解き明かそうと研究に乗り出した。関連記事:ノルマンディー上空のドイツ空軍研究チームは港内の3か所で堆積物のコア採取を行い、過去のプランクトン群集のD