東ローマ(ビザンツ)帝国のマウリキウス皇帝(539年~602年)に帰される兵法書『ストラティギコン』は、史上最も重要な軍事文献の一つとされています。騎兵が最新鋭の戦車に取って代わられた現代においても、この不朽の名著は今なお通用する普遍的な知恵を私たちに与えてくれます。 マウリキウス自身も軍人であり、軍隊との特別な絆を育んできた人物でした。その著作に残された数々の教えは、現代においてもすべての将官が座右に置くべき「黄金の書」と言えるでしょう。 指導者はまず、部下との関係から 皇帝はまず、人と組織・統治の関係について論じています。その中で特に強調されるのは、指導者が部下に対して示すべき振る舞いで