消えぬ敵意――セルビアとクロアチアセルビア人とクロアチア人の間の敵意は広く知られており、時が経っても色あせることはない。しかし、その敵意がかつてないほど露呈したのが第二次世界大戦中であった。ユーゴスラビア王国は1941年4月6日、ドイツ、イタリア、ハンガリー、ブルガリアといった枢軸国の攻撃を受けたのである。140万の大軍が機能しなかった理由ユーゴスラビア軍は動員が完了すれば140万人を超える兵力を投入できるはずだった。しかし、奇襲攻撃と完全に誤った部隊配置のため、多くの部隊の動員すら間に合わなかった。さらに決定的だったのが、攻撃を受けている最中にクロアチア人将校や兵士がユーゴスラビア軍から離脱