西暦1世紀前半、現在のフランス南部において、ウゼスにあるフォンテーヌ・デュールの泉からローマの植民都市ネマウスス(現ニーム)へ水を運ぶため、全長約50キロメートルにおよぶニーム水道が建設されました。なぜ50キロもの迂回ルートなのか実は、水源とニームを結ぶ直線距離はわずか20キロメートルほどです。しかし、ニーム周辺に広がるガリグ・ド・ニームの山麓地帯を避けるため、水道の経路は大きく蛇行する形で計画されました。ガルドン川を越えるために生まれた大橋現在のヴェール=ポン=デュ=ガール近郊では、水道はガルドン川を横断する必要がありました。この課題を解決するために建てられたのが、三層のアーチを備える橋梁で