「生類憐みの令(しょうるいあわれみのれい)」という言葉は、歴史の授業で一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。江戸幕府の将軍が突然、「犬を大切にせよ!」「生き物を大事にしろ!」と命じた法律――そんなイメージを持っている人も多いはずです。そのため民衆は大混乱。「どういうことだ!?」と右往左往……。そしてこの政策は「悪政」の代名詞となり、発令者である江戸幕府5代将軍・徳川綱吉(とくがわつなよし)は、「犬公方(いぬくぼう)」と呼ばれて「愚か者」扱いされてきました。しかし近年、綱吉への評価を見直す動きが出てきています。果たして彼は、何も考えていないだけの殿様だったのでしょうか?「生類憐みの令」は