本記事は『ザ・プランタジネット』(The Plantagenets)からの抜粋に基づいています。薔薇戦争とは何か「薔薇戦争」とは、1455年から1485年にかけてイングランドで起こった王朝間の内乱です。プランタジネット朝の分家であるヨーク家とランカスター家が王位をめぐって対立しました。「薔薇戦争」という名称は、両家の紋章に由来しています。ヨーク家の象徴が白バラ、ランカスター家の象徴が赤バラでした。この争乱の中心人物の一人こそ、リチャード・ネヴィル(ウォリック伯)です。彼は「キングメーカー(王を戴冠させる男)」という異名で歴史に名を刻みました。王の病と摂政問題1453年、ランカスター家のイングラ