ロムルスが引いた聖なる境界線伝承によれば、紀元前753年の今日、4月21日、ロムルスが地面に犂(すき)で溝を引きました。その内側に定められたのが、新たな都市「ローマ」の神聖な境界線、すなわちポメリウム(pomerium)でした。ところが、弟のレムスがこの境界線を越えてしまいます。それは新生的な都市への冒涜を意味する行為であり、レムスは兄の護衛の手によって打ち倒されました(オウィディウス『祭暦』第4巻809行による)。一方、リウィウス『ローマ建国史』第1巻7節によれば、ロムルス自身の手によって殺されたとも伝えられています。羊飼いの祭りから建国記念日へ共和政ローマ末期に入ると、都市化の急速な進展に