飛行機とほぼ同時に誕生した「空飛ぶ空母」の概念 航空機を空中で運用・発進させる「空飛ぶ空母」という発想は、飛行機そのものの誕生とほぼ同じ時期に生まれた。1920年代から30年代にかけて、このアイデアは現実の姿を手に入れる。戦闘機(パラサイト・ファイター)を搭載し、自らを防衛しつつ戦力を投射する「飛行空母」が、各国で研究・試作されたのである。 ソ連の実証機とアメリカのXF-85「ゴブリン」 この構想はその後数十年にわたって設計者たちの関心を引きつけ続け、ソ連では実際に飛行可能な試作機が建造された。これは重爆撃機を改造したもので、主翼や翼下に戦闘機を懸架して運搬・発進できるようにしたものだった。