植民地支配下のニューヘブリディーズ諸島南太平洋に浮かぶバヌアツ諸島は、植民地時代にはニューヘブリディーズと呼ばれていました。18世紀にヨーロッパ人によって植民地化されましたが、フランスとイギリスが正式に領有を主張したのは1880年代になってからです。両国の対立を解消するため、1906年に英仏共同統治(コンドミニアム)協定が締結され、それぞれが自国の法制度のもとで統治を行うことになりました。しかし、この植民地支配は先住民にとって大きな犠牲を伴うものでした。部族共同体に古くから伝わる宗教的な習俗や儀式は禁止され、ヨーロッパ流の「文明」が強制的に押しつけられたのです。ジョン・フラム運動の始まり193