ケシの植物は、早くも紀元前6千年紀にはスイス・アルプス地方で生育していたことが、最新の研究で明らかになった。 アヘン用ケシの花と蒴果。© Raul Soteras、AgriChangeプロジェクト アヘン用ケシ(Papaver somniferum L.)の栽培というと、アフガニスタンの広大な平原に色とりどりの花畑が広がる光景がまず思い浮かぶだろう。ところが実は、世界のヘロインの主原料となるこのケシは、5000年以上も前に、すでにスイスの山腹で花を咲かせていたのである。学術誌Scientific Reportsに発表された考古学的種子の新たな分析は、この植物の栽培化の歴史と、新石器時代におけ