新たな人口モデルと分析により、現在のカンボジア王国に位置する古代都市アンコールが、13世紀の最盛期において世界最大級の居住複合体であったことが、初めて科学的に裏付けられました。12世紀、アンコール市街中心部の日常の様子(イメージ復元)「アンコール」という言葉を耳にするだけで、鬱蒼とした森林の中にレース細工のように彫刻された印象的な石造記念碑群、荘厳な寺院や巨大な貯水池が目に浮かび、卓越した文明の姿が想起されます。しかし、クメール帝国(9世紀~15世紀)の心臓部として栄えたこの広大な王都に、人々はどのように暮らし、どれほどの規模で定住していたのでしょうか。2021年5月7日に学術誌Science