遺伝子解析が明かす中世の悲劇ロシアで発見された中世の集団墓地から、血縁関係にある犠牲者の遺体が確認された。遺伝子解析により、1238年にモンゴル帝国(ジョチ・ウルス)の襲撃で命を落とした家族の存在が浮かび上がったのである。ロシアの中世集団墓地で特定された親族の遺体。モンゴル軍のルーシ侵攻史料によれば、13世紀に現在のロシアにあたる地域へモンゴル軍が到来したことは、まさに「黙示録の騎手」のごとき猛威だったという。チンギス・ハンの孫であり、ジョチ・ウルス(金帳汗国)の創設者であるバトゥ・ハン(1205年頃~1255年)率いる10万を超える大軍が、これらの領土になだれ込み、略奪と破壊の限りを尽くした