マンジケルトの惨敗と帝国の衰退1071年のマンジケルトの戦いにおける壊滅的な敗北の後、ビザンツ帝国は大きく揺らいだ。無能な皇帝たちの即位とそれに続く内紛が、帝国の弱体化にさらに拍車をかけた。この大災害から10年後、ようやく卓越した軍人皇帝アレクシオス1世コムネノスが帝位に就いたのである。ペチェネグ族(パツィナケ族)とはペチェネグ族は、ビザンツでは「パツィナケ」と呼ばれていたテュルク系民族で、当時黒海の北岸地域へ移住していた。9世紀にはビザンツと同盟してマジャール人と対抗し、10世紀にはビザンツ側の史料によれば現在のルーマニアにまで達していたという。その後、彼らは帝国の弱体に乗じ、部族の慣習に従