はじめにアラブの芸術と建築とは、7世紀以降、時代ごとにイスラム勢力の版図に属した中東、北アフリカ、北インド、そしてスペインなどの広大な地域で花開いた美術と建築を指します。イラン・エスファハーンのシャー・モスク(Masjid-i-Shah)は、マドラサ(イスラム神学校)としての機能を持ち、内部にはモスクも併設されています。1612年から1637年にかけて建造されたこの建築物は、その印象的なドームが世界でも最も精緻なタイル細工のひとつとして高く評価されています。起源と特徴イスラム美術・建築を特徴づける要素のうち、書道による装飾の重要性とモスクの空間構成は、イスラムの教義と密接に結びついており、宗教