クウェート侵攻と国際社会の衝撃1990年8月2日、イラクの精鋭部隊である共和国防衛隊がクウェートに侵攻しました。電撃的な作戦により、わずか2日で国土全体を制圧。この出来事は国際社会に大きな衝撃を与えました。イラクは以前から、原油価格を押し下げるクウェートの増産政策を批判しており、斜め掘りによって自国の油田を盗んでいるとまで非難していました。しかし、サッダーム・フセインがここまで踏み切ると予測した者はほとんどいませんでした。背景には、イランとの戦争の資金調達で隣国に負った多額の債務があったとも言われています。中世フランス王フィリップ4世がテンプル騎士団を粛清して債権者を消し去った故事になぞらえ、