フランス絶対主義は、近世ヨーロッパを最も鮮明に象徴する政治現象であり、その理論的支柱となったのが枢機卿リシュリューと神学者ボシュエでした。フランス絶対主義とは何か絶対主義(Absolutism)とは、16世紀から18世紀にかけてのヨーロッパにおける近代国家の成立と確立を特徴づけた政治体制です。とりわけフランスの絶対主義は、この政治モデルが持つ強大な力を余すところなく体現していました。「太陽王」と称された国王ルイ14世(1643年〜1715年)は、絶対主義のあらゆる特徴を具現化した存在であり、「朕は国家なり(LÉtat, cest moi)」という有名な言葉が彼に帰せられています。国家そのものを