1867年、デンマークの小さな島フェネー島で遊んでいた少年が、形の面白い不思議な石を見つけました。たまたま近くにいた荘園の管理人は、その石を銀貨1枚で少年から買い取り、荘園の所有者に手渡しました。それこそが、例外的な出来栄えを誇る先史時代の火打石(フリント)製短剣だったのです。パリ万博で注目を集め、国立博物館へフェネー島で見つかったこの品は、1889年にパリで開催された万国博覧会に併設された考古学展覧会で展示されました。同年、デンマーク国立博物館館長だったソフス・ミュラーは所有者を説得し、この短剣を同館に永久寄託させることに成功します。こうして、誰もがこの傑作を目にできるようになったのです。発