古代エジプト人がパピルスを黒く(そして赤く)染めるために使用したインクは、これまで考えられていたよりもはるかに複雑なものでした。さらに注目すべきは、その組成が、何世紀も後のルネサンス期の画家たちによってようやく見出される調合と、すでに似通っていたという点です。 テブトゥニス神殿図書館所蔵の医学文献の一部。見出し部分が赤インクで記されています。 5000年前に発明され、地中海世界へ広がったインク 黒インクは約5000年前に古代エジプトで発明され、あらゆる種類の文章を書くために絶えず使用されてきました。一方、赤インクは、見出し、指示、キーワードといった重要な情報を強調するために好んで用いられまし