氷河期にまで遡る、約30万年前の投擲棒(とうてきぼう)が、ドイツ北部のシェーニンゲンで発見されました。この貴重な発見は、ネアンデルタール人の祖先とされるホモ・ハイデルベルゲンシスが、これらの武器をどのように使いこなして狩りを行っていたのかを鮮やかに物語っています。シェーニンゲンの湖畔で投擲棒を使う狩人たち(想像図)湖畔の狩人が遺した「一本の棒」かつて、一人の男がトウヒの幹から枝を丁寧に取り除き、火打石の破片で成形し、さらに両端を丸く整えていました。遠くの湖で水しぶきを上げるカモの群れに目を凝らしながら、彼は今まさに始まろうとする水鳥狩りへの期待に胸を躍らせていたことでしょう……。それから30万