紀元前351年に亡くなったアルテミシア2世は、小アジア(現在のトルコ南西部)のカリアをわずか2年間統治した女王です。しかし、その短い治世において、彼女は夫マウソロスのためにハリカルナッソス霊廟を建設しました。これは古代世界七不思議の一つに数えられる、歴史に残る壮大な建造物です。 兄妹婚によるカリアの支配者 アルテミシア2世は、カリア王ヘカトムノスの娘として生まれ、実兄であるマウソロスと結婚しました。当時のカリアでは、王家の血統を守るための近親婚が行われることがありました。夫マウソロスはペルシア帝国の宗主権下でカリアを実質的に支配し、首都をハリカルナッソスに置いて繁栄をもたらした有能な君主でした