多くの歴史家は、ヴァイキングがアメリカ大陸に到達していたことについて長年疑問を抱いてきた。しかし、なぜ彼らはそこに恒久的な植民地を築こうとしなかったのか。答えは実に単純だ。彼らにはすでに自分たちの「新世界」があったのだ。自由な土地と資源に満ち、王の支配から解放された世界。それは「アメリカンドリーム」ではなく、「アイスランドドリーム」だったのである。10世紀と15〜16世紀という時代の違いはさておき、アイスランド入植の歴史は、近代の夜明けにおける「新世界」をめぐる大競争を驚くほど彷彿とさせる。ただし、主役を演じたのはイタリアやスペイン、ポルトガルの商人ではなく、スウェーデンやノルウェーの航海者た