「ハッジ」とは、イスラム教徒が生涯に少なくとも一度は果たすべきとされる、サウジアラビアの聖地メッカへの巡礼のことです。イスラム教の五行(信仰の五つの柱)の一つに数えられており、体力や経済的事情などで巡礼が困難な場合を除き、すべてのムスリムにとって重要な宗教的義務とされています。カアバと黒石巡礼の中心となるのは、メッカの大モスクにある立方体の建造物「カアバ」です。その一角には「黒石(くろいし)」が埋め込まれており、伝承によれば、この石は天使ガブリエル(ジブリール)によってアブラハム(イブラーヒーム)に授けられたものと信じられています。ハッジの時期と期間ハッジは約6日間にわたって行われ、イスラム暦