戦国時代は、大名たちが領土拡大のために争いを繰り広げた激動の時代でした。そのため、一時的な同盟のためには、血のつながらない他人同士の子どもが政略結婚の道具として扱われることも少なくありませんでした。今回は、織田信長の嫡男・織田信忠と、武田信玄の六女・松姫の悲恋の物語をご紹介します。二人は織田・武田同盟のために婚約しましたが、数年後には同盟の破棄によって引き離されてしまいます。そして、悲劇はそれで終わりませんでした……。11歳と7歳の婚約!織田家と武田家の婚姻同盟1565年(永禄8年)、領地が隣接する織田信長と武田信玄は、「婚姻同盟」を結ぶことで両家の絆を強めようとしました。信長の妹は苗木城主・