ベトナム戦争の米海軍エース、ランディ・カニンガム1972年5月10日、北ベトナム上空。約3年間の空白を経て、アメリカ軍は北ベトナムへの空爆作戦を再開した。数日前から北ベトナム軍が南方へ大規模な攻勢を仕掛けていたためである。帰国の途にあった航空母艦「コンステレーション」は急遽呼び戻され、その艦載機はアンロク地域上空で投入されることになった。この日、海軍中尉ランディ・カニンガムとレーダー迎撃官(RIO)ウィリー・ドリスコル中尉は、F-4J「ファントムII」(NG 100)に搭乗し、ハイフォンの鉄道中枢を爆撃する編隊の護衛任務についていた。最初の撃墜――背後からの奇襲を切り抜けてA-6とA-7攻撃機