9世紀から11世紀にかけて、北欧およびスカンジナビア地方では、鋼の品質と産地を保証する「工房マーク」を持つ剣が大きな人気を博していました。 +VLFBERHT+ の刻印が示す品質の証 これらの剣はウルフベルト剣(Ulfberht swords)と呼ばれます。すべての刀身に +VLFBERHT+ またはその変種の刻印が打たれているためです。この銘は当初、おそらく単独の製作者によって用いられたものでしたが、やがて品質の象徴として後世に受け継がれていきました。 ウルフベルト剣は、古代ヴァイキングの剣と、後の中世における騎士の剣をつなぐ架け橋となる存在です。刃は幅広で平たく、平均全長は約80センチメ